2018/11/21
景観に調和した袖看板など、店舗の意匠が評価
「スターバックス コーヒー 京都二寧坂ヤサカ茶屋店」
平成30年度京都景観賞 屋外広告物部門 市長賞受賞
スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社 〔本社所在地: 東京都品川区、代表取締役最高経営責任者(CEO): 水口 貴文〕「スターバックス コーヒー 京都二寧坂ヤサカ茶屋店」は、京都市が50年後,100年後にも 評価される景観の形成を目指し,伝統文化の継承と新たな創造が調和する創意工夫にあふれた景観づくりを表彰する、平成30年度京都景観賞の屋外広告物部門で、市長賞を受賞しました。同店舗の袖看板、軒燈籠、銅板の表札を含む意匠が目新しく味わい深いものでありながら、地域への配慮が伺える景観に調和した点を評価いただきました。
「スターバックス コーヒー 京都二寧坂ヤサカ茶屋店」は、2017年6月、京都市東山区の二寧坂にオープンした築100年を超える2階建ての伝統的な日本家屋の店舗です。彌榮(やさか)自動車株式会社所有のこの建物は、二寧坂にある産寧坂伝統的建造物群保存地区保存計画の「伝統的建造物」として主屋と大塀が保存されております。この歴史ある日本家屋や地域への敬意を込めて、建物の持つ歴史を紐解き、可能な限りの保存、時の流れと共に改修された前庭の復元など、本来の姿に戻し、京都の文化や伝統とスターバックスのコーヒー文化を融合させた空間へ作り上げました。店舗の外観は、まち並みとの調和を考慮して2階壁面には木製サインを、軒燈籠にはスターバックスの1971年創業当時のサイレン(ロゴの中央に描かれている人魚)を施し、この歴史的な場所、建物に出店することへの決意と、原点に立ち返るとともにコミュニティへの思いを込めています。さらに入口には表札として銅板にロゴを入れたものを設置し、世界初となる暖簾を掛け、景観に調和した佇まいにしております。暖簾を潜った先の店内には、京都・東山花灯路の行燈に見立てたカウンターで、バリスタがお客様をお迎えします。2階には、畳の上で靴を脱いでおくつろぎいただける座敷を用意し、いつもとは異なる空間でお気に入りのコーヒーをお楽しみいただけます。
今回の平成30年度京都景観賞 屋外広告物部門 市長賞受賞は、産寧坂伝統的建造物群保存地区に出店した京都二寧坂ヤサカ茶屋店の袖看板、軒燈籠、銅板の表札を含む店構え全体について、地域景観との調和に努め、これからの京都の魅力をより高める伝統文化の継承と新たな創造が調和するモデルケースとして評価されました。
スターバックスのブランドプロミスは「Moments of Connection -つながりの瞬間-」。お客様や地域とのつながりを大切にしています。京都二寧坂ヤサカ茶屋店も、この地域のストーリーが織り込まれた店舗空間とおもてなしの精神で多くのお客様とのつながりが生まれています。そして、私たちはコミュニティの一員として、これまで地域の文化や慣習など多くの教えをいただき、地域の皆さまと共にこの店舗を築いてまいりました。これからも地域とのつながりを大切にして、地域の方々と共に新たな価値を創造し、店舗での体験を通じて、地元への誇りと愛着を高め、地域の象徴(ランドマーク)となる店舗づくりを目指していきます。
スターバックスは今後も、地域の方々とのつながりを大切にし、その地域の一員として、皆様の憩いの場「サードプレイス」となるような店舗づくりに取り組んでいきます。
■スターバックス コーヒー 京都二寧坂ヤサカ茶屋店 概要
【住所】京都市東山区高台寺南門通下河原東入桝屋町349番地
【営業時間】8:00-20:00
【定休日】不定休
【店舗面積】269.52m²、81.53坪
【席数】51席
https://www.starbucks.co.jp/store/concept/
■京都景観賞とは
京都市では50年後、100年後にも評価される景観の形成を目指し、伝統文化の継承と新たな創造が調和する創意工夫にあふれた景観づくりを表彰するため、平成24年度に「京都景観賞」を創設し、年度ごとに「屋外広告物部門」、「建築部門」、「景観づくり活動部門」 を実施しています。 今年度は,「屋外広告物部門」を実施し、より良い広告景観づくりの標(しるべ)となる屋外広告物について、広く募集しました。1,200件を超える応募の中から、この度、2回にわたる審査委員会を経て選出された市長賞6件を含む25件の優れた屋外広告物を表彰します。 また、今年度が明治改元から150年の節目であることを記念し、明治期から現代に受け継がれている優れた屋外広告物もあわせて表彰します。
http://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000244949.html