コールドブリューコーヒー（水出しコーヒー）の魅力とは｜アイスコーヒーとの違いやおいしいいれ方

「コールドブリューコーヒー」とは？

コールドブリューコーヒーとは、挽いたコーヒー豆を半日ほど水に浸して、ゆっくりと時間をかけて抽出したコーヒーのこと。お湯ではなく水で抽出するため、コーヒーの苦みや渋みのもとになる成分が抑えられ、なめらかな口あたりですっきりとした味わいが楽しめます。

通常の急冷式のアイスコーヒーとは、抽出方法が異なります。お湯で抽出したコーヒーを氷や冷蔵庫で冷やすアイスコーヒーに対して、コールドブリューコーヒーは水でゆっくりと抽出。コーヒーの苦みや渋みの成分の一部は、水の温度が高いほうが溶け出しやすいという特徴があるため、コールドブリューコーヒーはアイスコーヒーよりクリアな味わいになるのです。

コールドブリューコーヒーの起源は、インドネシアの「ダッチコーヒー」と言われています。インドネシアでは比較的苦みの強いロブスタ種のコーヒーが主流だったため、飲みやすくするいれ方として、コールドブリューコーヒーが生まれたといわれています。

スターバックスでも、14時間かけてゆっくりと水で抽出した「コールドブリュー コーヒー」は、多くのお客様に愛されるメニューです。

コールドブリューコーヒーの魅力

まろやかでコクのある味わいのコーヒーが好きな人、手軽にこだわったコーヒーを飲みたい人におすすめしたいのがコールドブリューコーヒーです。コールドブリューコーヒーには、こんな魅力があります。

口あたりがなめらかで飲みやすい

低温でゆっくりと抽出するため、苦みや渋みのもととなる成分が溶け出しにくいのが特徴。すっきりとしたマイルドな味わいが楽しめます。

保存しやすい

熱を加えていないので、お湯で抽出したコーヒーと比べて酸化しづらく、香りや風味を保ったまま保存することができます。冷蔵庫で保存すれば2～3日はおいしく飲むことができます。

簡単な準備で手軽に作れる

お湯を沸かしたり、ドリップしたりすることなく、挽いたコーヒー豆を一定時間水に浸せば完成します。

コールドブリューコーヒーにおすすめの豆は？

スターバックスでは、中挽きのコーヒー豆を12時間抽出する方法をおすすめしています。求める味わいに合わせて、抽出時間や挽き具合を自分好みに調整してみてください。

バリスタにコールドブリューコーヒーにおすすめのコーヒー豆を聞いてみました。

バリスタ M.Yさん

おすすめのコーヒー豆：スターバックス リザーブ® マイクロブレンド™ No.10

「最高のコールドブリューコーヒーの味わいを目指して、開発されたコーヒー豆です。チョコレートやキャラメルのような味わいの中に、熟したフルーツのような風味を感じることができます」

マイクロブレンド™ No.10

¥2,490

バリスタ T.Sさん

おすすめのコーヒー豆：サイレン ブレンド®

「カラメル感の中に、ほのかにシトラスの風味と奥ゆきがある点が好きです。ロックアイスを溶かしながら、ゆったりと味わってみてください」

サイレン ブレンド®

¥1,440

バリスタ W.Iさん

おすすめのコーヒー豆：エチオピア

「なめらかな口あたりで、エチオピアのもつ華やかな風味や甘みがより引き立つ印象です。アレンジでミルクを入れても、このコーヒーの個性を楽しめます」

エチオピア

¥1,540

おいしいコールドブリューコーヒーのいれ方

コールドブリューコーヒーを手軽に作りたい方におすすめなのが、スターバックスのコールドブリューストレーナー。ここではコールドブリューストレーナーを使ったいれ方をご紹介します。

いれ方の手順

STEP① コーヒー豆をストレーナーにセットする。

STEP② ストレーナー本体をピッチャーの上で持ち、ストレーナーの中のコーヒー粉全体が湿る程度に水を注ぐ（1回目の注水）。

STEP③ ストレーナーのフタを閉めて残りの水を注ぐ（2回目の注水）。

STEP④ 冷蔵庫で12時間抽出する。

STEP⑤ 完成。好みに合わせてミルクや水、氷を加えて楽しむ。

好みに合わせてミルクや水、氷を加えて楽しみましょう。

まろやかでコクのあるコールドブリューコーヒーを楽しむひととき

熱を加えず、ゆっくりと時間をかけて水で抽出するコールドブリューコーヒーは、なめらかな口あたりや甘みなどを味わうことができます。アイスコーヒーの選択肢を広げるコールドブリューコーヒーを、ぜひご自宅やスターバックスの店舗でお楽しみください。