想いがつながる組織で、
人間らしく、楽しく、
働く。

M.Murakami
サプライチェーン本部
品質保証部
部長
2017年入社 前職:食品関連会社

CAREER

  • 2005年〜
    外資系食品メーカー、および食品関連企業の日本法人二社で品質保証に従事。品質保証の知識に加え、食品輸入などの知識も身につける。
  • 2017年~
    スターバックスへ入社し、タンブラーやグッズ、コーヒー豆などの品質保証を担当。2019年産休・育休取得。
  • 2021年~
    品質保証部部長就任。メンバーの能力を引き出すマネジメントに力を入れている。
※所属部署・職位はインタビュー当時のものです。

THEME 01 スターバックスで働くことを目指した理由

人のつながり、
あたたかさに心惹かれた

スターバックスに入社する前は、食品業界二社で品質保証領域の仕事をしていました。一社目では品質改善・食品表示確認・サプライヤー監査など幅広い業務を経験し、商材を広げ品質保証の知識をさらに深めたい、またマネジメントにも挑戦したい、という想いから二社目へ転職しました。二社での経験によって、自分の経験やスキルが、異なる商材でも活かせることに自信がついた反面、ハードな働き方をしていたことから、より持続可能なワークスタイルを築きたいという想いが芽生えたことがスターバックスへの転職のきっかけです。

自分のカスタマー体験を思い出してみると、疲れているときにスターバックスを訪れた際、そのことを察して「こんな飲み方がおすすめですよ」と一声かけてもらったり、その後の会話につながったりと、商品だけではなくパートナーの方のあたたかい気持ちまで提供してもらっているように感じていました。面接でお会いしたパートナーの方々からも、店舗での経験と同じようなあたたかさを感じ、この場所なら新しい働き方ができるかもしれない、と思えたのが転職の決め手になりました。

THEME 02 やりがいやチャレンジングな仕事内容

自ら仕事を楽しむことで、
チームにも良い影響をもたらす

品質保証部が扱っている領域は主に二つです。一つは原材料・食品や、タンブラー製品などの品質保証で、食品安全や品質管理の仕組みが整っているかの工場監査や、規格・表示などの確認を行っています。もう一つは店舗の衛生管理で、オペレーションや機器類の衛生面のサポートに加え、定期衛生検査の結果を分析して店舗にフィードバックを伝え、改善につなげてもらっています。入社当時、前職では未経験だった非食品(タンブラーやグッズなど)の品質保証を担当することになりました。その後チームマネージャーにアサインされ、産休・育休からの復帰後は、部長としてマネジメント業務も行っています。

部長への昇格を打診されたときは、正直、不安が大きかったのですが、社内のさまざまなパートナーと話す中で「強いリーダーじゃなくてもいい、周りを信じて助けを求めるリーダーも必要だ」という自分なりの解を導き出したことが、一歩を踏み出す勇気になりました。

日々メンバーと向き合う中で、スターバックスのパートナーは個の力が強く、一人ひとりが自ら考え行動に移すことができる人が多いと感じています。マネジメントの役割として、パートナー一人ひとりの成長を促しつつも、メンバー同士の力を組み合わせてみたり、変化させたりすることで、チームと個を結びつけていく。そして毎日少しでも何か「楽しい」と思えることがあるように、自らが仕事を楽しむ姿を見せていく。そんな自分なりのリーダーシップを発揮することで、私自身も人と人とのつながりを大切にしながら仕事をすることができています。

THEME 03 実際に入社して感じるスターバックスの魅力

想いを共有できるグローバルブランドの強さ

スターバックスの魅力の一つに、グローバル展開しているブランドということが挙げられると思います。しかし、そのこと自体が重要なのではなく、Our Mission, Promises and Valuesやカルチャーへの共感など、世界中のパートナーが同じ想いを持ちながら働いていることに大きな価値があると私自身は考えています。

グローバルとの関わりの一例として、開発部門で導入したいと考えているものに対し、品質の観点で各国の担当パートナーと議論する機会を持つことがあります。それぞれの国で法令や国際規格の違いがあり、時に粘り強い交渉が必要なこともありますが、共にお客様とパートナーの安心・安全に対する想いを共有しながら意見交換ができますし、お客様へ届けたいものはコーヒーと店舗パートナーを通じた体験価値だ、という想いはやはり一貫していると感じます。また、グローバルとの会議やワークショップの冒頭では、オンライン上であっても必ずコーヒーテイスティングを実施し、参加メンバー全員でコーヒーを楽しむ時間も大切にしています。

グローバルブランドでありながら、世界各国のパートナーがそれぞれのコミュニティとパートナー、お客様に対し、同じ想いを持って働くことができる。そして会社が行う一つひとつの選択の根底に、常にOur Mission, Promises and Valuesの存在があることを、業務を通じて日々実感しています。

MY VISION スターバックスにとってあなたは
どのような“鍵”でありたいですか。

新たなチャレンジに向けて、
仲間と共に充実した働き方・人生を追求する

これはあくまで逆説的な発想ですが、品質保証という部署がなくてもよい状態になることが究極の目標だと私は考えています。各セクションの中で食品安全や品質保証に関する役割や機能が浸透していけば、それが組織としての品質保証を体現することであり、強みになっていくからです。スターバックスが提供しているのは、商品だけではなく体験。それを提供する私たちパートナーは、より創造的な仕事に自分たちの時間を投じていくべきだと考えています。

だからこそ、ブランドと品質を守っていくという観点で全社へのインプットはもちろん、品質保証に関する仕組みを整え、業務の標準化やナレッジを蓄積していく必要がある。より効果的に知識や経験を共有し、パートナー一人ひとりの力を会社の新しいチャレンジに活かせたら、もっと楽しいだろうと思うのです。新しいチャレンジには試練や失敗がつきものですが、できない、とすぐに断言するのではなく、まずはどうしたら実現できるか、を考えたいですし、失敗から学び次のステップを考えることで、より強い組織になっていくはずです。

また、マネジメントとしてメンバーと向き合う時は、自分自身が幸せでいることで、誰かを笑顔にする仕事ができるはず、という気持ちで関わっています。上司や同僚としてだけではなく、一人の人間としても、関わるパートナーの人生を心から応援する存在であり続けたいと思います。