コーヒーテイスティングを楽しむヒント｜味わいの幅が広がる
それぞれのコーヒーがもつ、個性や魅力を発見できるコーヒーテイスティング。回数を重ねるほど感じる味わいの幅が広がり、コーヒーへの興味と知識が深まります。
テイスティングをさらに楽しむヒントをご紹介します。
味わいを比べる
テイスティングは、いくつかの味わいを比べることでコーヒーの特徴を捉えやすくなります。一つのコーヒーだけでは全体像をつかむことは難しいですが、一度に2～3種類のコーヒーをテイスティングすれば、香り・酸味・コク・風味や産地の違い、自分の好みがよりわかりやすくなります。
いろいろなコーヒーを比較するときは、コーヒー豆以外の条件を可能な限り同じにすることで、より風味の違いを感じることができます。風味の感じ方は繊細で、体調や環境などによって変化することもあるので、テイスティングをする時間帯や、使うマグカップなどを決めておくとよいでしょう。
比較するときは、自分の中で基準となるコーヒー豆を決めて軸にすることもおすすめです。例えば、今回はハウスブレンドとスマトラ、次回はハウスブレンドとカフェ ベロナ®、のようにハウスブレンドを基準にどうだったかを比較することで、酸味やコクなど定量的に表現できる指標に対して理解が深まります。
テーマを決める
テイスティングは、テーマを決めることでより楽しみが広がります。目的に合わせて選んだコーヒーのテイスティングは比べやすく、味わいの記憶も残りやすくなります。
おすすめテーマ 1. ローストのレベルを把握する
ロースト度合いの違う4つのコーヒーをテイスティングしてみましょう。スターバックスのコーヒーは、ロースト度合いを6段階で表しています。ローストによる味わいの違いを把握することで、好みのコーヒーを見つけやすくなります。
おすすめテーマ 2. コーヒーの3大生産地を旅する
主要な3つのコーヒー産地別のテイスティングをしてみましょう。地形や気候が異なる各地域で栽培加工されたコーヒーは、それぞれの生産地の特徴がはっきり表れるすばらしい風味を持っています。世界中を旅する気分でお楽しみください。
ラテンアメリカへの旅
さっぱりとした鮮やかな酸味があり、バランスがよく、ナッツやココアのような風味があります。
アフリカの冒険
フローラルさやシトラス感のあるジューシーな風味から、ベリーやスパイシーな味わいまで、個性的な風味が特徴です。
アジア/太平洋周遊
重量感のあるコク、シロップのようになめらかな味わいにハーブや大地を思わせる風味を感じられます。
おすすめテーマ 3. チョコレートとペアリングする
フードとの相性を比べてみましょう。ペアリングの方法は、まずコーヒーから先にテイスティングし、続けてフードを味わいます。 そして再びコーヒーを味わい、フードを食べた後で飲むとコーヒーの味がどう変わるか、風味がどのように広がるか、フードとの組み合わせの影響を確認します。
今回はカフェ ベロナ®とチョコレートをペアリングして、新たな魅力を発見してみてください。
ミルクチョコレートとのペアリング
ミルクチョコレートと合わせると、カフェ ベロナ®のもつしっかりとしたコクと甘みが口いっぱいに広がります。
ダークチョコレートとのペアリング
ダークチョコレートと合わせると、カフェ ベロナ®のロースト感が引き出されスモーキーな甘みが楽しめます。
テイスティングを通して、感じる味わいの幅を広げてみましょう。ぜひ自分の表現を記録しながら、コーヒーをさらにお楽しみください。
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