2010/05/18
スターバックス・コーポレーションとAGF (味の素ゼネラルフーヅ)
家庭用コーヒー商品の販売提携を発表
~今秋より商品展開を開始~
スターバックス・コーポレーション (以下米国スターバックス社、本社:米国 シアトル、最高経営責任者(CEO):ハワード・シュルツ) と、AGF (味の素ゼネラルフーヅ株式会社、本社:東京、社長:村林 誠) は、日本の家庭用コーヒー市場における商品 (RTD商品[*1]を除く) の販売提携契約に合意・署名したと発表いたしました。両社協力のもと、今秋よりギフト商品を全国の百貨店で、複数のコーヒー商品を関東地区のスーパー、コンビニエンスストアなどの小売店で販売する予定です。尚、発売エリア・チャネルについては順次拡大を検討してまいります。
AGFの親会社の一つである米国クラフト・フーヅ社が米国スターバックス社と提携しスターバックス商品を販売している経緯から、今回の提携に至っております。
この提携により、スターバックスは日本国内における家庭用コーヒー市場を深耕してまいります。AGFはスターバックスブランドの複数の家庭用コーヒー商品について、日本における販売権を取得します。日本の家庭用コーヒー市場は出荷額ベースで3,000億円を超える規模で、両社はそれぞれのコーヒー市場における強みと経験を活かすことによって、新たな飲用機会を創造していきたいと考えております。
日本国内では、1996年に第一号店を出店して以来、スターバックスはスペシャルティコーヒー市場において確固たるブランドを確立し、現在約880店舗を展開しています。熱意あふれるパートナーが日々スターバックス エクスペリエンスを提供していますが、一方で店舗のエクスペリエンスを補完する機会を模索してきました。この提携で家庭用コーヒー市場に参入することにより、店舗以外の様々な生活シーンでもお客様がスターバックスのコーヒーを気軽に楽しむことができるようになります。
一方AGFは、家庭用コーヒー市場におけるコーヒーフルラインメーカーとして、「健康・環境・こだわり・パーソナルサイズ」の4つのキーワードで商品開発を進め、市場をリードしています。<ブレンディ>と<マキシム>の二つのブランドで多岐にわたるカテゴリーにおいて確固たるポジションを築き、コアユーザーを拡大しており、AGFは、常に市場創造に努めるとともに、新たな飲用セグメントの取り込みを継続的に行なっていきます。
スターバックスは家庭用コーヒー市場におけるAGFの長年の経験と高い専門性を評価しています。スターバックス・コーヒー・インターナショナル・インク[*2]のプレジデントであるジョン・カルヴァーは「スターバックスブランドを新たな流通チャンネルに拡大することは、我々の長期成長計画の一環です。この新たなビジネスの領域に参入する上で、AGFのように家庭用コーヒー市場において豊富な経験があり、お客様から高く評価される企業と協力できることをうれしく思います。AGFと協力して、日本の家庭用コーヒー市場で新たなプレミアムカテゴリーを創出していくことを楽しみにしています」としています。
またAGFは、日本のコーヒー市場に新しい文化を吹き込んだスターバックスの功績を評価しています。AGF取締役常務執行役員 稲原優行は「コーヒーほど多様な場面で必要とされる飲料は他になく、まだまだ奥が深い。スターバックスと協力して新たな飲用セグメントが形成されていく過程で日本の家庭用コーヒーの市場は良い刺激を受けると思います。そしてAGFの市場創造活動にも拍車がかかることを嬉しく思っています」としています。
この合意にもとづく具体的な商品展開については、今秋の販売開始を目指して現在検討中です。詳細が決まり次第、改めてお知らせいたします。
[*1] RTD: 購入後、そのまま飲めるチルドカップや缶、ペットボトル飲料を指します
[*2] スターバックス・コーヒー・インターナショナル・インク: スターバックス・コーポレーションの子会社