2020/09/17
クリエイター支援、及び若手の才能発掘のための活動
FILM@HOME project by STARBUCKS × VIDEOGRAPHERZOO
10名の映像制作者決定と全作品同時公開!
スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社〔本社所在地:東京都品川区、代表取締役最高経営責任者(CEO):水口貴文〕は、新型コロナウイルスの影響によって、活動休止を余儀なくされたクリエイターを支援するVIDEOGRAPHERZOO株式会社(以下VGZ)の活動に賛同し、VGZとのコラボレーションプロジェクト「FILM@HOME project by STARBUCKS × VIDEOGRAPHERZOO」を今年7月末より進めてまいりました。「コーヒーと距離」をテーマに、世界各地から応募のあった映像プランより10名の映像制作者を選出し、2週間の映像制作期間を経て、完成した全作品を本日より同時公開します。映像作品はどれも革新的で、また心に響くメッセージが込められており、何度も繰り返し堪能したくなる内容です。ぜひ、秋の夜長にじっくりとご覧ください。
映像公開ページ:https://www.starbucks.co.jp/videographerzoo/
■この活動が大きく広がり、新たな道へのつながりを生み出すことを期待
今回の活動について、スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社の代表取締役最高経営責任者(CEO)の水口貴文は、「このような活動を多くの人が知り、クリエイターたちの新たな道が開けること、そして様々な形でこの取り組みが広がっていけばとても嬉しい」と、自らが始動を進めた本プロジェクに込めた想いを語りました。
■未来へとつながる活動を、積み重ねていく
スターバックスは、多様性ある、様々な人たちに活躍や表現の場を提供し、ともに人々の心を豊かにすることを大切にしてきました。その考えの根底にあるのは、スターバックスの誰もが自分の居場所であると感じられる場として、また、今後も持続的に人々の生活の一部であり続けたいという想いです。その想いは、聴覚に障がいのあるパートナー(従業員)を中心に、主なコミュニケーション手段として手話を使用して運営する『スターバックス コーヒー nonowa 国立店』のオープンをはじめ、若手アーティストや、様々な障がいのあるアーティストたちの作品を店内アートに積極的に採用した店舗、そして、私たちのルーツであるコーヒーを、未来でも楽しみ続けられるように、サステナビリティに配慮した行動や施策に反映し、あらゆる形で活動を積み重ねてきました。今回は、新型コロナウイルスの影響を受け、活動休止を余儀なくされたプロフェッショナルとして仕事をされているクリエイターの支援を趣旨に、VGZとのコラボレーションプロジェクト「FILM@HOME project by STARBUCKS × VIDEOGRAPHERZOO」を実施。この活動は、スターバックスが今後挑戦していく様々な活動・アクションの新たな道を開いた一歩です。幅広い視野をもち、同様の取り組みを今後も続けていく予定です。
映像公開ページ:https://www.starbucks.co.jp/videographerzoo/
■制作者の方々のコメント
・野口 量氏(Couple)
2020年、僕のスケジュールは4月以降白紙になり、それは周りのクリエイターにも同じように起こった。アートは不要不急、それでも人は創る事を止められない。今回のプロジェクトを通じて、当たり前だった日常や創る事の尊さを、自分を含む多くの人がゆっくり取り戻して行くことを願います。改めて今回このようなプロジェクトに参加出来た事を嬉しく思います。
・YUKI INOMATA氏(Boy meets Girl 〜恋人までの新距離〜)
思えば・・・企画を書きながら、撮影現場にも、編集中のデスクにも、いつもコーヒーがありました。「コーヒー」と「ムービー」は最高の相性で、「コーヒー」と「ディスタンス」は、ビデオグラファー達にとって極上のお題であります。制作活動にサポートいただき、更には私たちのクリエーティブな脳をコーヒーの香りで目覚めさせてくれました。FILM@HOME、コーヒーと一緒に、とても楽しい時間を過ごせました!
・冨田直樹氏(He was my cream, and I was his coffee)
この度は素敵な企画に参加させて頂きありがとうございました。物理的に移動できないことで、この春以降に予定していたプロジェクトがほぼなくなり、どうしたものかと思っていましたが、そんな中でもFILM@HOMEということで、自宅でできることをやり続けるクリエイターの方々には刺激を頂きました。自然と家でコーヒーを飲む機会も増えたのですが、普段は混ざった状態で手にするラテの、コーヒーとミルクの混ざる瞬間がこんなにも面白いということに気がつき、、、今回はその様子にフォーカスしてみました。
・Bruno Centofanti氏(Coffee and Distance)
The challenge of creating experimental video content during the current times was very interesting. I was working with myself as opposed to what I usually do which is work with a team. Creating something just by myself took me back to my first years of filmmaking, where you work with what you have and utilise your resources. This was also the first time that I have created a voice over for any project and as someone who stammers, this was a whole new challenge for me. I am very grateful to have had this opportunity to create this film and I hope that people will relate to the themes within this story and be reminded that the best is yet to come.
<日本語訳>
コロナ禍の中で、実験的なビデオコンテンツ制作へチャレンジしたことは、とても面白くて、いつものチーム作業とは、全く異なり、すべて一人で作業しました。たった一人で何かを作り上げるということは、映像制作駆け出しのころに戻ったようで、目の前の使えるものをすべて駆使して制作に挑みました。このプロジェクトでは、初めてナレーションも担当することになり、どもりがちな自分にとって、まさかの全く新たなチャレンジとなりました。今、この映像制作の機会が与えられたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。皆さんにとって、ストーリーのテーマに共感いただけること、最高の未来はこれからやって来るんだということを思い出していただけるといいなと思っています。
■FILM@HOME project by STARBUCKS×VIDEOGRAPHERZOO 映像制作者紹介
・Ben Middlekauff「SPREAD THE LOVE」
[プロフィール]
サンフランシスコ出身のニューヨーク在住のvideographer。ニューヨーク大学芸術学部卒業。ディレクター/エディターとして受賞歴あり。
・Botchy-Botchy「Nosephine 珈琲と距離」
[プロフィール]
フランスBourges生まれ。2004年より東京在中。2018年、19年間のサラリーマン生活に別れを告げ、イラストレーターとして活動を開始。
・Bruno Centofanti「Coffee and Distance」
[プロフィール]
ロンドン在住。film director, producer, self-shooter など複数の顔を持つFILMMAKERである。
・Madeline Leshner「Coffee for two」
[プロフィール]
LA育ち。小学校の時に初めてニューヨークに訪れた時からそこで暮らすことを夢見ていた。2016年、ニューヨーク大学の映画学科を卒業。
・YUKI INOMATA「Boy meets Girlk 〜恋人までの新距離〜」
[プロフィール]
フィルムディレクター、脚本家。高校在学中に8ミリフィルムで自主映画制作を始め、2006年に『ユモレスク~逆さまの蝶~』で長編映画を初監督。映画制作と並行してファッッションやコスメを中心とした国内外の企業コマーシャル、MV、ドキュメンタリーと活動の場を広げる。
・伊豆牧子「coffee with me… coffee with you」
[プロフィール]
1974年長野県出身、幼少の頃よりバレエを習う。1994年コンテンポラリーダンスに出会い、2000年より一年間渡仏。帰国後本格的に表現活動を始め、2003年よりダンスカンパニー「伊藤キム+輝く未来」に所属。2005年よりGRINDER-MANに参画、各作品の演出から振付、出演し、近年はメディアアートの文脈でも作品を発表している。
・古波津陽「Hilltop town」
[プロフィール]
1973年東京生まれ。グラフィックデザイナーを経て、2009年に「築城せよ!」で劇場映画デビュー。20年にはアートフィルムシリーズを発表。映画や映像を興行のためだけでなく、「遊び」「気づき」「つながり」のためのツールとして活用する取り組みをしている。
・冨田直樹「He was my cream, and I was his coffee」
[プロフィール]
日本生まれスペイン育ちで、日本人の父親とスペイン人の母親を持つ。雑誌の編集者を経て、2011年に映像作家としてフリーランスで活動を始める。
・Essential Lounge「本日より営業再開」
[プロフィール]
・きむらえいじゅん:SNSで実写合成の動画を投稿している。MV、テレビドラマ、WEB-CMなどでVFX(実写合成・特殊効果)を用いた映像を制作。
・カズノコ:YouTubeにて動画編集ソフトのチュートリアルなどを発信するチャンネルを運営中。同時にTV-CMやWEB-CM、企業VPなどの編集も行っている。
・MOB:フリーランスとして活動し、WEB-CM や企業様の動画コンテンツ、オープニング映像、デジタルサイネージ動画などを制作。
・野口量「Couple」
[プロフィール]
世界的ダンスグループ「無名(WOOMIN)」「WORLD ORDER」を経て、2013年3月に「左 HIDALI」を設立後、2018年8月に独立。日本を代表するアーティスト兼振付師。演出やステージング、コンセプトアドバイザーとしても活躍。
FILM@HOME project by STARBUCKS × VIDEOGRAPHERZOOとは
・今年、世界中を襲った新型コロナウイルスの影響は、人々の生活を大きく変え、多くのアーティストやクリエイターたちが、その活動の機会を失い、いまだその状況は続いています。スターバックスは、様々な状況にある人々に向けて、これまででき得るカタチで、アーティストたちの活動の場の提供やサポートを行ってきました。そこで、私たちに今できることを考え、VGZの活動に賛同し、コラボレーションプロジェクトをスタートすることとなりました。
・本プロジェクトは、VGZを主体者として、世界中から集まった映像クリエイターたちの企画の中から10名を選抜し、今もなお続く状況下、密をさけ、安全を優先した撮影・編集方法で創作することを前提に、一律20万円の支援を行い「コーヒーと距離」をテーマにした映像を制作いただきました。
・企画の応募にあたり、今回「感染症の拡大によって活動休止を余儀なくされたクリエイターの支援」という趣旨にのっとり、応募資格を「プロフェッショナルとして仕事をされているクリエイター」としました。